
十数年前、私は米国サーバメーカーの営業として、日本ブランチの設立を目指し、数名のローカルメンバーと共に奮闘していました。その当時の試練が、今のグリットアーツの事業ベースとなっています。
中でも一番の苦労は保守サポートシステムの構築でした。当時から、日本のお客様は保守に対する要求が非常に高かったのですが、これは日本企業固有の文化であり、米国本社の理解を得ることが難しく、品質トラブルが発生した際には本当に苦労しました。
同時に、海外メーカが日本で成功を収めるためには競争力のある製品、ソリューション、サービスに加えて、「優れた顧客サポート」が不可欠だと確信しました。ただし、「サポート」が求められる瞬間はすでに火がついている状況が多く、技術力、対応力、情報力、コミュニケーション能力など様々な力が必要です。
2017年、その受け皿を自分たちで作ろうと考え、グリットアーツを設立しました。あれから9期を数え、累計5万台のサーバを保守し、全国130拠点の対応網を築きました。いまでは、GPUを搭載したAI基盤の運用も、日本に上陸したヒューマノイドの保守も引き受けています。
私たちが目指しているのは、
日本に保守インフラを作ることです。
メーカーは製品を作ります。私たちは、その製品が日本で動き続けるための道を敷く仕事だと考えています。どれほど優れた機器でも、壊れたときに直せる人が国内にいなければ、この国では使われません。逆に道さえあれば、世界中の技術が日本に入ってこられる。ロボットも、AI基盤も、これから登場する何かも同じです。
道路や電力と同じで、保守は一社のサービスである前に、社会の基盤だと思っています。誰かが敷かなければ、誰も通れません。
社名の由来でもある「グリット(grit)」は欠かせません。「やり抜く力」または「粘る力」と定義されているこの言葉は、私の目指している顧客サポートの概念をまさに表しています。
The origin of our name
グリットで私たちの「本気の取り組み」を、全国に広め、お客様にはこれまで以上の満足をお届けできるよう全社員一丸となって取り組んで参ります。
代表取締役社長 / PRESIDENT & CEO 関口 眞由美