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エンジニア座談会

「保守」という仕事で、“成長”する

CSエンタープライズチーム

朝岡

CSエンタープライズチーム

中山

CS ICTチーム

── 日々の仕事について教えていただけますか?

朝岡:

先週はサーバ案件があって、製造を行っていました。

サーバパーツの組み立てからキッティング、動作確認、そしてパーツがしっかり付いているか、ネジがしっかり締まっているかなど最終チェックをして、梱包するなど出荷の準備をしていました。

またその間にも、不具合などのサポート案件に対してトラブルシューティングを行っていました。

── 製造とサポート、両方を担当されているのですか?

朝岡: そうです。両方とも行います

── 一般的には、製造とサポートは違う部署というイメージをすると思いますが、製造とサポートを平行して行うことについてはどう思いますか?

朝岡:よく“ワンストップサポート”と言われますが、製造とサポートでそれぞれ身に付くスキルが違うので、良いと思っています。
中山: “ワンストップ”ってなんですか?
朝岡:

“ワンストップ”は、『構築から運用保守まで請けられます』、ということを売りにするときに使う言葉です。

「製造しかやりません」とか、「運用・保守しかやりません」、という会社もあるので。

製造・運用・保守が別々の会社だと、窓口が3つになってしまうじゃないですか。それを一つの窓口で受けられるっていうのが、“ワンストップ”です。

── “ワンストップサポート”はグリットアーツの売りでもありますよね。

中山: そう意味では、グリットアーツには、製造とサポートの間に“納品”もあります。
CSエンタープライズチーム

朝岡

── “納品”、ということはお客様まで配送されるということですか?

中山: はい。キッティング、製造が終わったサーバを通い箱に入れてお客様の現場まで配送します。

── “通い箱”とはどんなものですか?

朝岡: 輸送するときのサイズに合った箱です。
中山:

通い箱は振動に強く、安全に輸送することができます。繰り返し使用できるので、環境問題に対する取り組みにもなっています。

先週の納品は、早朝に社を出発して、お客様の現場で荷下ろしして、ラックにサーバを入れるところまで行いました。

朝岡: 今回の納品ではありませんでしたが、案件によってはラックに収めた後にケーブリングも行うこともあります。

── 製造、納品、設置、サポート…まさに“ワンストップ”ですね。次に姜さんはロボット業務を担当されているとのことですが、日々の業務を教えて頂けますか?

姜:

ロボット保守はグリットアーツのサービスとして拡大中で、最近もメーカーから4、5種類の新しいロボットが入ってきました。

作業としては、メーカー様から各ロボットの操作の研修を受けます。そして分解して中身を細かく確認します。

── サーバとは逆で、分解から始まるのですね。

姜:

はい。パーツ、センサー、基盤類、パネルなども取り外します。場合によってはフレームもばらします。

その上で操作や修理のための対策を行い、マニュアルを制作します。

お客様へのサービスが決まりましたら、初期設定・動作確認を行い、ロボットをお客様の現場まで納品をします。必要な場合にはお客様にレクチャーもしますね。

そしてお客様がロボットの使用を開始に合わせて、保守も開始します。

── ロボットのほうは、分解に始まり、初期設定、納品、そしてサポートですね。

姜:

はい。ロボットのエンドユーザー様は機械に対して素人の方がほとんどなので、サポート時にどういった障害があるのかを聞き出すヒアリング能力がとても重要になります。

電話だけで解決できない場合には、お客様の現場に駆け付けて、オンサイトでのサポートも行います。

── 遠方の出張もありますか?

姜: オンサイトサポートは全国に対応しています。私は、一番南は沖縄、北は仙台のお客様にお伺いしたことがあります。

── 今お仕事をするうえで、大事にしていることはありますか?

中山:

私は、何かしら人の役に立ちたい、という想いから「保守」という仕事を見つけ、グリットアーツに入社しましたが、入社以前はサーバやネットワークの知識は全くありませんでした。

仕事を経験していく中で、企業様にとって保守サービスがいかに重要なものかを知り、そしてお客様とのコミュニケーションをとても大事にするようになったと思います。

お客様に対して不具合の説明をするときに、「パーツを交換しました」と言うだけではなく、何が悪かったかを、しっかりコミュニケーションをとってご説明することで、お客様からの安心や信頼を獲得できると感じています。

朝岡:

コミュニケーションはとても重要ですね。お客様だけではなく、メーカーとの情報共有などもとても重要です。

例えば、サーバのOSやファームウェアのバージョンは、普通はアップデートして最新にするのが正しいと思いがちですが、よくよくメーカーさんに聞いてみたらアップデートしてはいけない、ということが判明することがあります。

── 仕事をしていて、成長や変化を感じることはありますか?

朝岡: オンサイトサポートで時間が限られるときに、自分が考えて準備していたことがうまくいったときには、気持ちよかったりします(笑)。
中山: 逆に、社内で当たり前にできていたことが、お客様の前でできないことがあります。緊張があるせいか、まだまだなって感じることがあります。
姜:

私は少し神経質になったかな(笑)。ロボットはサーバと違って、メンテナンス性が悪いものもあります。どう見たってドライバーが入らない箇所とか(笑)。パネルも繊細で、もし現場で割れてしまったら…と思うことがあるあります。

ただそういうところも、経験や知識で補えることなので、成長を感じるところだと思っています。

CSエンタープライズチーム

中山

CS ICTチーム

── 自分の将来について、考えていることはありますか?

朝岡: 私は社内SE的な業務にも挑戦したいと思っています。今、最近流行っているノーコードを使って在庫管理システムを作れるか試しています。
中山: ノーコードって何ですか?
朝岡: プログラミングをしないで、業務アプリをつくれるサービスで、最近CMもやっていますね。
中山:ノーコード、いいですね(笑)。
朝岡:中山さんはお客様と仲良くなるのがすごく得意で(笑)。自分が欠けているところなのでとても勉強になります。
中山:

私は、今は、用意された仕事をしているだけなので…

でも将来は、チームとして長期に渡る製造がある時に、リソースの配分などができるマネージメント力をつけたいです。

姜:

私はロボットのことを深くやっていきたいと思っています。

個人的には産業用ロボットなど複雑で精密なものにも携わっていきたい。技術的に極めていきたいですね。