IPMI tool を使ってサーバを操作・監視するときに使用頻度の高いコマンドをご紹介するトピック3回目になります。
1回目、2回目はこちらです。
今回は、サーバを日々管理するために必須なコマンドをご紹介ます。
サーバ保守はトラブルが起きた時の対応に目が行きがちですが、実際は日々のルーティンメンテナンスがメインの業務です。不要なトラブルを避けるためにも、日々の保守内容の精度がとても重要になります。
たま~にサーバの機嫌をうかがうのではなく、しっかり保守・管理・監視をしてあげることがとっても大事なのです!それではいってみましょう~
サーバー資産管理に関するコマンド
資産管理も大事なお仕事です。いつ導入したか、いつ更新すべきかなど、計画性をもって保守することに役立つコマンドです。
ipmitool fru
すべての現場交換可能ユニット (FRU) のインベントリデータを読み取り、シリアル番号、部品番号、資産タグ、さらにはシャーシ、ボード、製品についての簡単な説明といった情報を抽出します。
シリアルナンバーが手元の情報と合っているか確認することができます。
システムイベントログに関するコマンド
ipmitool event
定義済みのイベントをシステムイベントログに送信します。
例えばTESTとして1~3のイベントログを送信する事が出来ます。
1, 温度異常
2, 電圧異常
3, メモリ異常
などを送り、下記システムイベントログ(SEL)に正常に通知されているかテストを行えます。
ipmitool sel list
システムイベントログ (SEL) を表示します。
ipmitool sel list -vvv
-vvvオプションをつけることにより、より詳細な内容が表示されます。
ipmitool sel clear
システムイベントログ (SEL) を消す事が出来ます。
ipmitool sel time set “mm/dd/yyyy hh:mm:ss”
システムイベントログ (SEL)の日時の修正ができます。
情報を表示するコマンド
ipmitool user list
ユーザー ID の最大数、有効になっているユーザーの数、定義済みの固定名の数など、ユーザー ID に関する情報を簡単にまとめて表示します。
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ipmitool session
指定したセッションに関する情報を取得します。
セッションは、セッションの ID、ハンドル番号、およびアクティブステータスで識別できます。また、キーワー ド「all」を使用してすべてのセッションを指定することもできます。
設定を行うコマンド
ipmitool set
セッションのホスト名、ユーザー名、パスワード、権限レベルなどの、実行時オプションを設定します。
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ipmitool firewall
個々のコマンドおよびコマンドのサブ機能の有効と無効を切り替えます。指定された実装で設定できるコマンドおよびコマンドのサブ機能を確認できます。
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3回にわたってIPMItoolコマンドを紹介してきました。いかがだったでしょうか?
IPMIコマンドはまだまだありますので、次の機会にまたご紹介します。
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